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ひとつ、ひとつが勉強です。

オーダーでいろいろなものを作らせていただいているのですが、カバンなどは
特に、全てがワンオフ、つまりはデザインから考えて型紙を起して、ダミーを
作り、またそれをばらして修正し、、という事で、
毎回が「初めて」の事になるわけです。
たまに頭をかきむしるようなことが起こると、いまだに師匠に教えを請うこと
もありますが、答えは必ず「わかんないよ」
初めのころは意地悪!って思ってたけど、、、。
そうなのです。
私たち革のオーダー職人はすべての物が「初めて」なので、とにかくやってみない
とわからない。全てが手を動かしながら、わかっていく作業です。
使う革によっても、また、同じ革でも使う部分によっても、型紙まで変わる。




今回は大きながま口のバッグで久々に頭をかきむしりました。
なんていったって、まずは大きな口金というものはかっこいいものは
あまり売っていません。それを探すところからのスタートでした。

実は、がま口は私の分野ではなく「がま口職人」という仕事があるくらいですので、
何度もお断りしたのですが、そのたびに、
「おのさんの作ったがま口が欲しいの!」・・・この言葉に弱い。

がんばろうと思うまでに三ヶ月、口金を探すのに一ヶ月、ダミーを何個も作り直して
やっと本番の型紙を起すまでにまた一ヶ月。
そこでダミーを見ていただくと、「イメージどおり。でも、裏地はつけないで欲しい」
え。この作りで裏をつけないで作るのは、実はものすごく大変なのですが、、、。
時、すれに遅し。ここでゼロに戻るわけにはもういきません。
このまま、がんばりましょう。わたし。

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手縫いですので、底から縫っていくのですが、5センチ縫ってはひっくり返して
穴をあけ、また縫ってはひっくり返して穴をあけ、、の繰り返し。
おそらく50回くらいはひっくり返されているこのバッグ。よく耐えてくれました。

セクシーなヒップのようなコロンとしたカーブが思ったとおりに出ました。
思わずナデナデ。

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そして口金をはめるのは、リカチと二人で大格闘。
布と違って革は厚くて硬くて反発するので、どこかがはまるとどこかがはずれる。
そして、位置が一ミリ狂っても口金は閉まらなくなる。
しかも接着剤が乾く前にナントカはめ込まないと全てが台無しになるので、二人で
息を止めての真剣勝負。

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はまった・・・

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閉じた!!

最後の仕上げは「おのさんっぽく」とのご希望で、ビーズと鹿紐で「いつもの感じ」
に。これはもちろん得意分野。SASHAっぽくならお任せあれ!

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これで、がま口だけど、すこし「SASHAっぽく」なったかな?

とてもお待たせしてしまったのに、もうテンションマックスで喜んでいただけて
本当に本当に作ってよかった。
楽しかったし、とても勉強になりました。

和菓子の職人がショートケーキを作りましたという感じかな。
はたまた、ロケンローラーが演歌歌ったって感じかな?
こっちのほうがかっこいいな、いや、そんなことはどうでもいいか。

出来上がってからお聞きしたのですが、なんでも、ずっとその方の中にはイメージ
があって、散々探し続けていて、銀座のがま口職人さんの所にもにも行ったけれど、
「一品ものは、20万でもマチがついたものは無理」と言われていたそうな。。。
それも始めに言って・・・(笑)(うちはもちろんそんなに頂きませんけど。)

頭をかきむしったりもしたけれど、とにかく楽しかった!

どうぞ、可愛がってやってくださいね。

IMG_0554.jpg

おそろいの髪留めもいくつか作らせていただきました。
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PROFILE

サーシャスピリット

Author:サーシャスピリット
自宅で生まれたミニチュアダックスフントの沙紗とともに暮らしながら、日々製作に励んでおります。
製作時間を頂く為にもギャラリー、および採寸のお仕事などはお休み中。ご迷惑をおかけしておりますが、これからもよろしくお願い致します!

犬具のオーダーメード
【革工房アトリエSasha】

〒187-0003
東京都小平市花小金井南町1-2-4-1A
TEL&FAX 042-384-6151
E_MAIL sasha@sasha-spirit.com

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