Atelier Sasha

オーダーメイド犬具
〒187-0003
東京都小平市花小金井南町1-2-4-1A
TEL&FAX 042-384-6151
E_MAIL sasha@sasha-spirit.com

革工房アトリエSASHA

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25
2013  22:21:15

日向ぼっこのお日様バッグ

可愛いダックスのお尻の形をイメージしながら作りました。

ご予算とサイズのみで、あとは完全にお任せのオーダーでした。

IMG_1318.jpg

暖かくて、優しくて、繊細で、、そんなお客様のお人柄をまずは心に
刻み、悩みぬきました。
そして日向ぼっこをするときに、ふと傍に置いておくと似合うような、
優しい存在感のある、でも、主張しすぎない、控えめなイメージ。

2ヶ月くらい、ずっと悩み続けていました。

そして、イべントの物を作リはじめる直前にひらめいて、一週間ほどで
完成したのが「お日様バッグ」

IMG_1507.jpg

私がもう15年以上もずっと使っているこのバッグとほとんど同じ作りなの
ですが、少しのラインどりや、玉ぶちの色で、こんなに完成したものは
違います。

私の玉ぶちの作り方は結構細かいです。

IMG_1004.jpg

まずは革を染めて完全に乾いてから、細くカットして平らに均一に漉いて薄くします。

IMG_1009.jpg

それから両サイドに斜めに角度をつけ、真ん中を盛り上げるようにして
また、漉きます。この厚みと角度はカンです。使う革によって全然変わってきます。

IMG_1010.jpg

それを0.1ミリの狂いもないように、慎重にしっかりと、貼り付けていきます。
この張り合わせで少しでもずれると、きれいな玉ぶちはできません。
指の力はかなり要ります。

IMG_1012.jpg

それから真ん中をたたかないように気をつけながらきっちりと圧着します。
(よく、指をたたきます・・・)

IMG_1020.jpg

IMG_1014.jpg

そして、縫い合わせののりをつけるために、包丁で4ミリほど荒らして、のりが
きちんと着くように傷をつけていきます。

IMG_1016.jpg

こうして長~いひも状にしたものを、革と革の間に挟むようにして張り合わせて
穴を開けていきます。そして、やっと縫いの作業に入ります。

IMG_1252.jpg

これは二部屋にしたかったので、ちょっと苦労しましたが、外側のポケットの方
のラインにこだわってみました。使っているうちにだらんとしてこないように、
始めから少し真ん中を持ち上げて、その部分の玉ぶちだけ少し固めです。

IMG_1269.jpg

ひっくり返すと、こんな感じ。可愛いラインがきれいに出ました。

IMG_1287.jpg

ここでやっと背胴との縫い合わせ。(作り方講座のようになってきました)

IMG_1289.jpg

前から見るとこんな感じ。

IMG_1327.jpg

そしていつものようにSASHAのタグのビーズをジャラジャラと。
これでまた、表情がガラッと変わります。それがまた、楽しい。



以前、他メーカーのバッグの直しなどをしていたときに、この部分にはほとんど
針金が入っていて、酷いものはブルーのクリーニング屋さんでもらうようなもの
が、バッグから突き出してしまっていて、びっくりしました。

針金を入れれば簡単だし、バッグ自体の成形もしやすいけれど、直しが大変です。

私は自分が作ったものは後々までメンテナンスやお直しをしているので、いつも
作るときにお直しのときの事なども考えて作ります。

玉ぶちだけで、充分丸一日かかりますが、この作り方で玉ぶちを作ると、
革同士なので、とてもきれいな丸みが出るのです。

犬具はもちろんですが、モノを作るときは「外からの見た目」だけではなく、
トータルで考えるべきだと私は思っています。



そして、実はオーナー様と初めて「ゆる市」でお会いすることが出来て、
このバッグを使ってくださってる姿を見て、涙が出そうになりました。

IMG_1481.jpg

私のイメージどおりの方で、ものすごく似合っていたので本当にうれしかった。
次にお会いする時に、このバッグがどんな風に味が出ているか、楽しみです!

長くなりましたが、もしこのブログを見ていて「玉ぶちの作り方」を知りたいなと
思っている方がいらしたら、参考にしてみてくださいね。
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