Atelier Sasha

オーダーメイド犬具
〒187-0003
東京都小平市花小金井南町1-2-4-1A
TEL&FAX 042-384-6151
E_MAIL sasha@sasha-spirit.com

革工房アトリエSASHA

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18
2013  23:33:00

本当にあった怖い話(笑)

青緑のペンケースを作らせていただきました。

IMG_3475.jpg

以前作った「舟形」から「台形」にするだけでも、大きさが少しだけ
変わっても、その都度、何度もダミーを作ります。

IMG_3463.jpg

そして、緑を青緑にするのにも何日もかかって色を出していきます。
染めたては色がわかりませんので、その都度、朝はドキドキしながら
アトリエのドアをそーーっと開けて、一喜一憂。
そして、さて、本番。となりますが、革の部分によっては同じ色が出なかったり
もして、又やり直し。そしてまた、朝はドキドキ。。
でも、一番怖いのは本物の革で作ったものがひっくり返るかどうか。
これが実は一番大変です。かなりの力が要る作業なのです。
そして、ダミーではわからないので、本番勝負、カンが全てです。

一度だけ職人仲間の男の子二人に応援を頼んで、三人がかりで作業台の上に
乗ったり一人が中に入ったり大騒ぎになり、それでも何時間やっても結局は
ひっくり返らなかった大きなバッグがあったのを、いつも思い出します。
ハーレーにつける大きなバッグを6ミリ厚の分厚い革で作った時のことでした。
最終的には一週間がかりで縫った大きなバッグをばらすことになったのですが。

だからドキドキの作業です。
こんなに小さなものでも手縫いでがっつり縫った革を返すのは相当時間がかかり、
「む、、無理かも。。」と思いながら「えいっ!!やっ!!」と言いながら、
親指が折れそうになりながらひっくり返すのです。
これは、無事にひっくり返ってくれてきちんと形も整って、無事に飼い主さんの
元へお送りし、とても気にいっていただけましたーーー。よかった!
色も思ったとおりだったと言って下さって、この時点でやっと私の任務は完了。
メールをいただいて初めて喜びがこみ上げてきます。泣きそうにうれしい。
大変だったものほど、気に入っていただけると、本当にうれしい。

何せ、力の要る仕事であります。
リードも大型犬の物が多いので、こんな。

IMG_2841.jpg

IMG_2846.jpg

厚みが1,5センチあります。
一穴ずつ針を両側から通してペンチで引き抜き両手で思い切り閉めていきます。
ごつい仕事でございます。

IMG_3637.jpg

今日旅立っていったリードはXL(18ミリ)の持ち手の部分に極圧のエルク(大鹿)
を巻いてやはり手縫で閉めて縫いました。いいクッションになりそうです。
これはモニターを兼ねて、途中で何度か見せていただくことになりました。
自転車に繋ぐので、革が擦れる事を考慮してこの作りにしてみました。



ここからが本題。
私の周りは職人さんだらけですが、今までで一番怖かった本当にあった話です。

鉄の職人さんが山の中のアトリエで、何日も徹夜作業で納期ぎりぎりで、でっかい
鉄の什器(とても頑丈でしかも手のこんだワイルドな大きなテーブル)を造りました。
納期、ぎりぎりですよ。次の日オープンするショップの什器です。ぎりぎりですよ。

さて。

アトリエから出ません。。。大きすぎて。。。
「一人だから泣いちゃおうかなと思った」(本人談)
結局はアトリエの入り口をぶっ壊して什器を出す羽目になりました。
もう、悪いけど笑うしかなかった。
本人は泣きながら笑っていました。出来た喜びも大きかったのでしょうか。
はたまた、変なテンションになっちゃったのでしょうか。でも、気持ちはよくわかる。

いつもこの話を思い出しては「私の仕事なんて楽なもんだ!」と自分を励ましています。

こういう変な話は結構あって、異素材の職人たちではありますが、結構話が尽きない。
「こんなに大変だった自慢話大会」も
オーダーで一つ一つ違うものを作る職人ならではの醍醐味でもあります。

そんな力仕事だからこそ、庭のハーブの土いじりは最高に力の抜ける癒しなのであります。
毎朝、起きるのが本当に楽しみです。

かしこ。

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