Atelier Sasha

オーダーメイド犬具
〒187-0003
東京都小平市花小金井南町1-2-4-1A
TEL&FAX 042-384-6151
E_MAIL sasha@sasha-spirit.com

革工房アトリエSASHA

--
--  --:--:--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 スポンサー広告

10
2014  01:01:41

自分のフルメンテナンス

先日のフリンジマフラー。Vの字にビーズワークを施し完成。

IMG_4737.jpg


ここ2~3日は仕込み、仕込み、に追われる日々でした。

仕入れと仕込みだけは革を読む経験がないと出来ない一番重要な仕事です。
革を見て触って、どの部分をどの方向で使うか。
これが一番大事です。責任があるので仕込みは首輪一本でも必ず私が自ら
担当します。
どちら側をバックル側にするか。リードもしかり。どちら側を犬側にするか。
とても重要。
だから、特に大型犬の場合は年齢や性別や体重も情報として必要です。
しつけの状態を聞く場合もあります。しつけが第一なので、お断りすることも
あります。「飼い主が散歩をされる道具」ではないからです。
オーダーフォームの「癖」の項目をみて、考えたり、お電話したりすることも
あります。



IMG_4788.jpg

今はハーネスが沢山入っています。左について歩けるか、などによって
金具の位置や向きも変えたりします。

昨日は全国的に大雪だったので、Aさんを皮切りに(!)ここぞとばか
りに、お電話をしてじっくり打ち合わせ。
ただ、「アトリエサーシャですが、」というと、かなりの確率でご家族
の方は取り次いでくれません。「おりません」と言われます。
今時は分けのわからない業者や勧誘などが多いせいでしょうか。だから
大体、ご家族の方がお電話に出るとわんこのお名前をだして、
「○○ちゃんの首輪を作らせて頂いている者ですが、」というと
「あ~~!首輪屋さん!います、います!」と、取り次いで下さいます。
「首輪屋さんでーーす!」
八百屋さんや魚屋さんみたいな、なんだか楽しい響き。

今日の最期の打ち合わせは「お客さま画伯」の書いてくれた絵があまりに
もワケがわからなくて、もう電話で打ち合わせ中に息が止まるかと思うほ
ど、大笑い!めちゃくちゃ楽しい打ち合わせでした。その後改めてメール
で送ってきてくれた絵がまたまたすごくて、、
再度ツボにはまり、一人で笑ってました。いとたのし。

全部違うものを作るのは大変だけど、最高です。
お客さまの頭の中では「すっかり出来上がってるイメージ」を読み取る
わけですから、革を読むよりも一番重要なのかもしれません。
だからHPにでていない定番以外の物は、とにかく時間がかかりますが、
イメージを読むのに時間が必要なのです。

なんだかんだとかなり細かい打ち合わせを長年続けていると、大体が
わかるようになるので、皆さん「丸投げ」になってくるのでしょう。
「ショルダーバッグ、A4が入れば全て、お任せ!!」みたいな。
なんて乱暴で楽しい!もちろんここからが打ち合わせのスタートなので、
一人で頭をかきむしって悩みまくるわけですが、いやはや、そこまでの
道のりで、すっかりお客さまと仲良くなってしまうのです。
ショルダーの長さだって聞かなくてもわかるのですから、、。
そうなると私はかなり本音で「そんなのかっこ悪いからヤダ」とか言っ
たりします。「サーシャのマークを入れないでもいいんなら作ってあげ
てももいいけど」とかも言います。
ひどいですね。でも、楽しいんですよ。

IMG_4790.jpg

今は、お守り毛玉待機中の「可愛い毛」や、遠くに引越しをしてしまう子
の「メンテナンス」や、、、作業台の上はテンコモリです。



実は一度は良くなった「腰」なのですが、2階からの水漏れがあり、
キッチンが水浸しになるという事件が発生して、まだ完全に治っては
いなかったのに、2階に駆け上がってしまい、悪化してしまっていた
私の大事な「腰」
三箇所のトリプルぎっくり腰×2、だったのでした。そしてとどめに
肩の関節がずれてしまい。
もう、ガタガタすぎて、恥ずかしすぎてとてもじゃないけどオンタイム
では言えませんでした(笑)分解掃除したかったくらいです。

力仕事は今はまだきついので、先日は仲間の「先輩職人」のD輔くん
が、ハーレーに乗って颯爽と、カットの手伝いに応援に来てくれました。

IMG_4743.jpg

極厚のヌメ革を扱ったことがないと出来ない仕事なのですが、、、
大先輩、さすがです。見事な包丁さばきで正確に、素早く、さばいてく
れました。助かりました!!これは右手はもちろんの事、革を押さえる
左手と腰にとても力が要ります。

IMG_4746_20140210073502e89.jpg

今の私には無理。

IMG_4754.jpg

カンナがけや磨きもマジュパパ@おぢちゃんが、やはりこれまたすごい
スピードで手伝ってくれています。カンナがけと磨きは一定の構えで
踏ん張って上体だけを動かすので、かなり腰に来ます。
今の私には無理。おぢちゃんはもうかれこれヘルプ歴15年選手です。

IMG_4789.jpg

そして、片腕のリカチは黙々と淡々と、腕を動かし続けます。
極厚の手縫いの仕上げは、仕込みよりカットよりカンナより磨きより、
力が必要。物を持ちあげるような力ではなく、静止する力です。
穴をあけるときも、縫うときも、全身を使う力ではなく、体は動かさず、
真下を向いて同じ姿勢で手だけを使うので、腰はさることながら半端ない
首と腕と足の力が必要です。
これも今の私には無理、、。

本当に頼もしい仲間たち。感謝。

私はその分、仕込みに集中します。染色の仕事も仕込みです。
一気に染め上げるので、息を止めて道具を動かしながらムラを防ぎます。
これが実は結構ドキドキでして、革の部分によって色の入り方が違うので
全て同じ力ではムラになってしまうこともあり、力を加減しながらの作業。
乾いてみないとわからないときもあり。NGになることもしばしばですが
染色はやはり楽しい。

IMG_4196.jpg

年末にはこんなに醜かった私の手も、この一ヶ月楽をさせてもらったおかげ
で、すっかり白魚のような美しい手に戻っています!(ちょっとうそ)



今は消費税引き上げの為に材料費がまたまた上がるので、沢山の事務仕事
やHPの作り直し、書類やタグなども全て作り直すため、お仕事いっぱいですが
おかげでなんだか初心に戻り、色々な人に感謝をしながら焦らずにじっくり
前に進めそうです。
きちんとお伝えしいなくてはいけない事も多々あります。

先ずは年始に「自分という道具」のフルメンテナンスをすることになりましたが
これはこれで大事な時期だったのではと「年齢を自覚」いたしました。
そして、即戦力になってくれた仲間にも本当に感謝。かなり回復に向かっています。
あと6年で私は還暦。
いろいろと考えないといけないなあ。むむむむむ。

かしこ。
スポンサーサイト

 日記

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。